日本の獣医療のさらなる発展に寄与したい。
それがJVECの願いです。

一般社団法人日本小動物認定獣医師協会（JVEC）は、日本の獣医療のさらなる発展に貢献するために設立されました。動物たちの健康、生活の質を守るためには、獣医師同士でスキルを向上させていくことが必要との理念に基づき、オンラインでのレクチャーを中心に活動を進めてまいります。北米をはじめ世界の獣医療先進国で専門医を取得した講師陣が、その知識と経験を余すことなく伝えていくという熱い想いを、どうか受け止めていただきたいと思います。動物たちの健康と幸せのために、一歩でも高い位置を目指していきましょう。

座長あいさつ

病気や怪我で苦しんでいる犬や猫を上手に治療するには “真に” 何が必要か、これは簡単に答えることのできない難題ですね。現実的に、それぞれの患者には個性があり、それぞれの原因疾患は決して同一なことはない。では、この強大な敵にどう対処すべきか？私は皆さんに自信を持ってお答えします。最良の作戦は、獣医師が長年の経験とエビデンスに基づいて編み出した “基本原則” を徹底的に理解することです。そしてこの基本原則をしっかりそれぞれの症例に応用し、正確な診断を得ることが、治療を成功させる唯一の方法です。今回は、この究極の目標を皆さんに達成してもらうために最強の講師陣（主に北米の専門医）が配備されました。これらの講師陣は　専門医の資格を得るために、圧倒的な症例数を経験していますが、しかし専門医だからといって派手なことをしているわけではありません。優れた臨床医になるための修行に必要なのは、基本原則を真摯に遵守するという地味な作業を繰り返すことです。

具体的にこのコースの何が凄いのか？従来のセミナーと何が違うのか？

1. 日本人の本物の専門医が日本語で基礎の基礎を徹底的に教えてくれる。
2. 日本語でわかりやすく講義し、かつ質疑応答に重点を置き、どんな質問に対しても逐次対応し、ディスカッション形式で進める。
3. オンラインなのでわざわざ会場に来る必要がなく、またどんな質問も周りを気にせずどんどんできる。
4. よくあるセミナーのように単発ではなく、系統だった講義シリーズが構築されているので、臨床医に必要な広い領域の知識が得られる。
5. 欧米の症例検討会やM&M ラウンズ（合併症の原因や対策を検討する会議）の形式も取り入れ、座学だけでは学べない実践もディスカッションする。
6. 認定制度と次へのステップアップが整備されている。

この機会を大いに利用していただき、本質を捉える思考を学ぶことがすなわち、苦しんでいる患者を救うことになるという哲学を、皆さんが体得されることを望みます。

JVEC 座長　林慶

法人概要